SOLIDWORKSユーザー向けの高度なシミュレーション

3DEXPERIENCE® Worksを使用すると、SOLIDWORKS®と高度なシミュレーションを簡単に連携させることができます。SOLIDWORKSの材料をカスタム ライブラリから直接インポートし、損傷などのAbaqus Multiphysicsの特性を追加します。SOLIDWORKS Simulationスタディを、陽解法動解析ステップなどの高度な構造シナリオに移し、クラウド上で直接解決します。パラメトリック設計スタディでSOLIDWORKSモデルを最適化し、世界をリードするひずみベースの多軸疲労解析手法で設計の寿命を評価します。これはすべて3DEXPERIENCEプラットフォーム上にあるため、結果の出力と共有がかつてないほど容易になりました。

電磁界の性能を検証

設計者とエンジニアは、Electromagnetics Engineerを使用して、アンテナやマイクロ波コンポーネント、電気機械デバイスの最適化など、低波数から高周波数(静電から光まで)の電磁界をミュレーションできます。これにより、性能を検証し、市場投入までの時間を短縮し、機器の故障を回避できます。Electromagnetics Engineerにより、シミュレーションの信頼性と精度がかつてないほど向上します。電磁適合性のリスクと人体の電磁場への暴露を最小限に抑え、製品とデバイスを、法定基準および業界基準で要求されている認証試験に1回目で合格させることができます。

流体と熱伝導の性能を評価

Fluid Dynamics Engineerを使用すれば、流体と熱伝導の性能を分析し、設計案を評価して、製品イノベーションを加速できます。製品の定常状態および過渡的な流れと熱挙動を予測することで、より優れた設計にするといったことが簡単にできます。Fluid Dynamics Engineerには、マルチCADおよびPLM組み込みのCFD手法が採用されており、数百の設計案を短時間で検証し、それと並行して、最適な流れの分布、効率的な熱管理、最小限の圧力損失、流れの均一性、再循環の低減といった条件に基づいて性能を向上できます。Fluid Dynamics Engineerは、高度なメッシュ/乱流モデル作成、大きなモデルの処理、ギャップの自動解決、クラウドコンピューティング、粒子相互作用といった機能を備えています。

射出成形の不具合を予測

3DEXPERIENCE Worksは、射出成形のシミュレーション機能を備えており、エンジニアとしての可能性を広げることができます。Plastic Injection Engineerを使用すれば、直感的なソフトウェアのサポートにより、充填、保圧、反り、金型冷却をシミュレーションして、プラスチック部品と金型の設計を検証できます。このシミュレーション テクノロジーにより、ウェルドライン、ヒケ、エア トラップ、不完全な充填(ショート ショット)など、成形につきものの一般的な不具合を予測できます。これによって設計チームは、提案された製造プロセスを設計フェーズ中に評価できます。シミュレーションの結果は、設計の変更や新しいコンセプトの検討などに利用します。Plastics Injection Engineerには、CADに統合された手法が採用されているため、数百の設計を短時間で検討すると同時に、製品の性能を向上できます。